人と上手くやっていけない、コミニュケーションが取れない、という悩み

最近、鑑定の相談の中に「人と上手くやっていけない」「コミニュケーションが取れない」という悩みを問いかけてくる人が多くいらっしゃいます。

それは単純にコミュニケーション力が足りないということではないんです。
大抵の相談者は、宿命の特殊性により孤独になることが多い、自分を理解してくれる人が、そもそも少ないのです。なので友達が少ないとか、他人と上手くコミニュケーションが取れないとか、馴染めないとか、そういう悩みが生まれるのです。

 

昔なら、孤独をエネルギーに変えるとか、孤独に耐えながら伸し上がっていくとか、そういう人が多かった。それは、そういう人に向いている時代だったから。

ところが1997年以降、時代は一人のカリスマより、横並びの絆の時代になったのです。これは運命学的にそういう時代なのです。なので、皆の心の中に、一人ではダメだとか、みんなと同じでなければと言う「連帯の保守」を意識する流れになった。AKBグループやEXILEグループのような団体の活動が流行るのはそういう理由もあるのです。

だから余計に、「人と上手くやっていけない」「コミニュケーションが取れない」ということが最重要の悩みになるわけで、「一人でもいいじゃん!!」 そういうわけにはいかないと思う時代なのです。

そういう時代だからこそ、仲間や絆は大切であり、誰かと一緒だからこそチカラを発揮できる、一人でも通じる人がいると、2倍も3倍もチカラが出てくるし、才能を発揮出来る、それが今の時代なのです。コラボレーションというのは、この時代の特徴なんです。

 

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人とコミュニケーションをとる・・意外と難しかったりします。

人によって、得意な人と苦手な人もいるでしょう。でも、苦手だからと言ってコミュニケーションをとろうとしないと、損をしたり、困ったことになったりもします。人と人のふれあいは、「気」のふれあい。「気」が触れ合うことで、大きなモノを生みます。

例えば、タレントとプロデューサー

売れないタレントが、勢いのあるプロデューサーと交わることで、人気者になったり、大ヒットを飛ばしたり・・・そんなことはよくあります。

例えばスポーツ選手と監督・コーチ

それまで結果が出せなかった選手が、一人の監督・コーチと出会っただけで才能を開花させたりします。

それも”コミュニケーション”を取ったことによるものです。

 

数学は [1+1=2]なんですけど、

人は [1+1=≠2]

1プラス1が、10にも100にもなる・・・

ある意味”無限”の広がりを作るものなんです。

だから、コミュニケーションを取らないのは、自分の才能を活かしきれないことになります。それは、仕事だけでなく、家族でも友達でも同じです。

コミュニケーションのメリット

友人や仕事の仲間、あるいは取引先の人やご近所の人。こういう人達(他人)とのコミュニケーションを面倒だと思う人、苦手だと思う人は結構多いようです。

「できることなら、あまり関わりたくない・・」、でも私たちは一人では生きて行けないので、こういう他人とも交わって行かなければならないのです。では、コミュニケーションをとることに、生きて行く上でどんなメリットがあるのでしょうか?

この他人との関わりは、親や子ども、親族といったいわゆる”家族”とはちょっと違っていて、家族という限られた内輪の世界ではなく、幅広い世界のことを他人を通して知ることができます。知識や技術、考え方に生き方、自分とは違った世界の様々なことを得ることができるわけです。

そしてコミュニケーションは、他人から協力を得る、支えてもらえると言う利点も生みます。「困ったときはお互い様」 「情けは人の為ならず」、それがコミュニケーションの本質のような気もします。

また人とコミュニケーションをとることによって、自分の運気も引き上げてもらえる。自分の運気を引っ張ってくれる人、活動や発想の枠を拡げてくれる人が誰にでも存在します。そういう人と出会うことで”気”が動き、仕事の成功、充実、才能の発揮というメリットが生まれるわけです。

でも、一番のメリットは人間としてのレベルを上げてもらえることでしょう。特にこれは、仲良くコミュニケーションをとれる人というより、むしろ付き合いが苦手だと思っている人、壁になっている人によって生じるものです。

例えば、あなたに嫌いな食べ物があるとします。でも算命学で調べると、実はその食べ物があなたの健康のためには、とても重要なものだったりするんです。

人も同じです。あなたが嫌いな人、苦手な人が、実はあなたの運気を上げてくれる人、あるいは人間としての成長をさせてくれる人だったりします。相性が合う合わないは関係ありません。人間の成長度合いは、気の合う人達だけに囲まれて生きていては弱いんです。

ですから”嫌い””苦手”という感情的な問題はあったとしても、日々の生活の中で何かしら関わる人は大切にして、前向きに付き合って行くことが重要なんです。それが結果的に自分の人生を良いものにしてくれる、運気を上げてもらったり、夢を叶えてもらうこともあるのですから。

 

家族と接することの大切さ

人の人生・運命にもっとも影響するのは家族との接点です。

人の運命は、両親の影響が大きく作用します。親や家族とのコミュニケーションの必要性です。親の考え方や生活習慣、家庭環境の善し悪しが大人になってからの運気を変動させる要因になるからです。

その人の精神・考え方は父親の影響を強く受け、生活の仕方というか現実的な傾向は母親の影響を強く受けます。親としての生き方が子どもの将来を左右するというのも過言ではありません。

また親だけでなく、兄弟姉妹、祖父祖母といった家系の人達とのコミュニケーションも重要になってきます。それは精神の成長の問題で、大人になってから、いざという時の運気の強弱で出てきます。

最近、子どもが生まれてすぐ離婚する方が多いですが、大人の事情はあるでしょうが、子どもには関係ない、むしろマイナス作用の方が強くなります。

幼い頃に父親と別れる、母親と別れるというのは、死別より生き別れの方が強く影響する場合があります。何れにしても、父親がいなければ精神面を、母親がいなければ現実の生活をフォローすべきです。

さて、家族に対するコミュニケーションの基本は、父母、祖父母に対しては尊敬の念を持つこと。また生んでくれて育ててくれたことに対しての感謝を忘れずにいること。それを態度や言葉で表すことが大切です。

親を無視したり蔑ろにしたり、悪態をついたり、軽蔑したり、そんな態度は自分の運気を下げることにつながります。

その一方で、親に甘え過ぎる、頼り過ぎる人も多い近年です。過保護の親にも問題はありますが、こういう親子の関わり方・接し方は、大人になってから運気を下げるだけではなく、精神面の発達や困難な状況を克服するチカラも養えないことになります。

家族と上手にコミュニケーションをとって生きて行くことが自分の運気、または自分の子ども達の運気にも大切なんだということを理解して欲しいのです。