才能について

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「自分にはどんな才能がある?」
「才能を活かせる仕事は?」
「天職ってあるの?」

等々・・
そう思いの方も多いでしょう。


人間の本能・才能は大きく分けて5つの基本エネルギーに分類され、 5つのエネルギーのバランス関係により、その人の個性や才能が作られています。

5つの基本才能は

ものごとを
探求し
習得
する才能

戦う活動力
の才能

何かを集める
引力の才能
何かを守る
守りの才能
誰かに何か
を伝える
伝達の才能

 


これらを私たちは多かれ少なかれ持って生まれてきています。どれかが強くてどれかが弱くて・・
才能がない人はいません。必ず持って生まれてきます。ただし、発揮しやすい才能、認められやすい才能としては個人差がありますし、その才能を発揮出来る環境に就くかどうか、その差は生まれて来てしまいますが・・

これらの才能の組み合わせにより、医者の才能、芸能人の才能、学者の才能、スポーツの才能、営業の才能、主婦の才能、政治家の才能、等々に発揮されるのです。

中には、ヒモになる才能とか、一獲千金を掘り当てる才能とか、霊能力を発揮する才能なんていうのもあります。

たとえ持っている才能を発揮出来ない環境にいたとしても、継続や努力で才能を生んだり引き寄せたりすることもあります。要するに、誰でも様々な可能性を秘めて生まれて来ているということです。

 

「5つの才能」は10種に分類されます。

何かを守る守りの才能は

努力・継続・忍耐
協調・集団力・政治力

誰かに何かを伝える伝達の才能は

伝達・感性・遊び
芸術・創造・表現

何かを集める引力の才能は

愛情・奉仕・財力
蓄積・収集・庶民性

戦う活動力の才能は

行動・闘争・決断力
名誉・名声・気品

ものごとを探求し習得する才能は

探究・改良・改革
修得・創作・学問

 

 もう少し、詳しくご説明しましょう。

 

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何かを守る才能

守備能力とも言っていますが、何かを守ろうとする本能、誰かを守ろうとする本能を誰しも持っています。もちろん、自分自身を守ろうとする本能でもあります。暑くなったら服を脱ぎ、寒くなったら着る、あるいはお腹がすいたらご飯を食べるという生きるための基本の本能もその一つです。

そんな守りの本能を誰かのために、あるいは何かを守るために使うことができるのが、「守りの才能」というものです。その才能が多いか少ないか、使うか使わないかで、行動も変わって来ます。

その才能は、自分自身がどんな環境や立場に置かれても、自分を守ると同時に、集団や他人を守るチカラが働きます。特に危ないことから身を守るという本質があります。安定させようとする能力、あるいは平和に解決しようとする能力とも言えると思います。

例えば、他人を守るという仕事であれば、警察や警備・ガードマンといった仕事はもちろん、健康を守る病院や医薬品開発、住居をまもる住宅建築、会社を守るコンサルタント、個人を守る消費者団体や組合、自然や文化を守る保護団体、国家を守る政治家もその中に入ります。

とにかく、何かを守る、誰かを守ると言う概念がある仕事には、この「守りの才能」は有効に発揮されるのです。ただし、誰かを守るには”奉仕の心”、”ボランティア精神”が必要で、人助けをしたいとか、人の役に立ちたいという想いが才能発揮を後押しします。自分以外の誰かのためを思って行動する、自我を無くす、それが「守りの才能」の本質でもあります。

 

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何かを伝える才能

人は暮らしの中で、日々様々な経験や知識を得ます。すると誰かに何かを伝えたい、伝えなければならない、という想いが強くなって行きます。おしゃべりがしたい、自分の夢を聞いてもらいたい、自分の好きなモノを解ってもらいたい、自分の体験を伝えたい、そういう日常のことから、詩や小説など文章を書いて作品を作ったり、絵や彫刻などを作ったり、歌や演奏をしたり、写真や演劇といったあらゆる表現が、本質的には「何かを人に伝えたい」ということで、そういう本能が誰にでもあるんです。

別の意味では「感性」でもあります。

感じたコトを感じたままに、あるいは自分の表現方法に変換して、誰かに伝える・・それが「伝達の才能」というものです。その才能が多いか少ないか、使うか使わないかで、行動も変わって来ます。

例えば、何かを伝える仕事であれば、芸術、芸能はもちろん、マスコミ報道、通信、出版、あるいは広告宣伝、ファッション、レジャー関連業もそうですし、広い範囲でサービス業や営業も、この伝達才能が有効に使える仕事です。

大衆への伝達を目的とするか、あるいは個人的な意見の伝達を目的とするか、または日常生活的な伝達というものもあります。ただし、この伝達というのは、あくまで”伝える”ということであって、”教える”行為ではありません。そこが微妙に判断しにくい場合もありますが・・・

また相手にキッチリ伝わるかどうかは、想いや伝え方、相手の感情などの状況によって変わるモノだということを知っておく必要があります。とにかく、何かを伝えるという概念がある仕事には、この「伝達の才能」は有効に発揮されるのです。

 

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何かを集める才能

多くの人は暮らしの中で何かを集めています。趣味としてのコレクション品を集めている人もいれば、本をたくさん読んで書棚に収納している人、あるいは携帯電話のアドレスリストにたくさんの番号が入っている人。学問のために何かを集めたり、仕事でも趣味でも情報をたくさん持っている人もそうですし、マニアとかオタクと言われる人も、この「集める才能」が強い人が多いようです。

あるいは人の視線を集める、人の気を自然に引き寄せる人がいます。目立ちたがったり、周囲の視線を意識する人もこの本能と無関係ではありません。 政治家や芸能人の中には生まれつき引力本能の働きが強い人が多く見受けられますし、女性が化粧するのも引力本能のなせる業なのです。

愛情を集めるという意味もあり、ボランティアや奉仕の心も、この引力の本能です。

例えば、何かを集める、引き寄せる仕事ということであれば、人気商売やコレクターというのはもちろんですが、情報収集、資料収集整理業務、博物館や美術館関連の仕事も当てはまります。資格取得が必要な業務や人材集客・派遣業もそうです。

愛情を集めると言う点では福祉・厚生業務、ボランティア事業、医療業務もそうでしょう。

もう一つ、この「引力の本能」は、お金や財産を引き寄せる能力でもあります。証券・株取引業務、不動産業、土地開発業といった仕事も該当します。人々の生活を請け負う農業・林業・漁業もこの才能がモノを言います。

例に出した仕事に限らず、何かを集める、引き寄せる、奉仕する、そういうことが念頭にある仕事であれば、「引力の才能」は十分発揮出来ると思います。

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何かと戦う才能

 

腹が立って相手を攻撃したりすることはもちろんですが、スポーツや肉体労働など、体力的能力でもあります。また何か行動をするエネルギーのことでもあるんです。”せっかち”とか”短気”という性質は、このエネルギーの強さから生まれている場合が多いのです。

この戦う才能、戦うエネルギーをどこに向けて、どう発散し、誰のために使うのか、それが問題です。闇雲に誰かにぶつけても意味がないもので、逆に他人の迷惑にもなりかねません。目的を持って使うことがとても重要なんです。

もう少し、現実に照らし合わせると、この戦う才能は、人や物事に向かってエネルギーを発揮する能力なので、積極的に行動し、人間関係を構築したり、打開したりするときに有効に働きます。営業や接客業にはありがたい才能なんです。もちろん、スポーツに関することにも発揮されます。

例えば、何かと戦う、闘争心、行動力が必要な仕事ということであれば、スポーツはもちろんのこと、スポーツに関連する仕事、マネージャーとかインストラクターとか、ジムの経営やスポーツ用品などを扱う仕事もそうです。あるいはアトラクション・テーマパークや遊戯施設の仕事、ゲーム関連、軍隊や軍事技術の仕事にも当てはまります。

またこの才能は、コンピューターやエレクトロニクス、精密機械、ロボット産業、貴金属などの仕事にも有効に発揮されます。

そしてもう一つ、弁護士や政治家、官僚など人々のために戦う人達、コンサルティングやプロデューサー的な仕事の人にも必要な才能です。

例に出した仕事に限らず、何かと戦う、行動力がモノを言う、人とやり取りする、そういうことが念頭にある仕事であれば、「攻撃の才能」は十分発揮出来ると思います。

 

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何かを探求し習得する才能

 

俗に言う「学習能力」みたいなもので、それこそ本能的に学び、習い覚えていきます。何か人に教えてもらえばそれを子供の頃からスッと素直に受け取る「学び」の本能が強いか弱いかということで性格形成に特性が出てきます。

でも単なる学校の勉強だけではなく、生きて行くための知恵というか工夫、あるいは何か興味が沸くものを”知りたい”という欲求、そのような才能だと思ってください。

その才能は、観察力や洞察力、芸術性として発揮される事があったり、伝統文化を受け継ぐパワーになったり、知識や技術などを他人に教授したり、人を育てるなどの世界でも大いに才能発揮が出来ます。

例えば、芸術方面なら、画家や彫刻建築分野に活かせますし、ファッション(流行)の世界でも才能を発揮出来るでしょう。あるいは学校の先生や学者など、教育産業に向いています。

この「習得才能」を磨くのなら、それは謙虚さ、素直さを持ち人の話をよく聞き、実になるよう真剣に聞くこと。何かしら知識や技術を身につけること。本を読むこと。いい映画(テレビ)を見ること。芸術に触れて大いに想像力を膨らませること。仕事や生活に対して工夫をする癖を付けること。伝統行事に触れたり、年輩者の経験談や歴史に目と耳を傾けることです。そうすれば、そこから生きる知恵を得ることが出来ますし、才能として磨きをかけることになります。

この「習得才能」は、物事を理解し知識や技術として身につけることでもありますが、アレンジしたり改良したり、生活に役立てたりできる能力であり、一種のプロデュース能力、企画能力でもあるんです。

例えばファッションやインテリアのコーディネート、あるいは旅行などの企画プランニング、出版・編集能力にも通じます。

例に出した仕事に限らず、何かを誰かに教える、研究・開発する、改革・改良する、アレンジ・コーディネートする、そういうことが出来る仕事であれば、十分才能発揮出来ると思います。

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そして・・『誰にでも発揮できる才能』

 本能とも言える5種類の才能についてお話ししてきました。

これ以外にも、人は様々な才能を秘めて生まれて来ています。その中で、誰にでも発揮できる、基本中の基本みたいな才能があります。本能の有無ではない、私たちが誰でも掴み得る才能です。

それは、「努力」

努力は少ない才能を補うし、「運気の上昇度合いは、その人の”努力”の度合いに比例する」。努力の有る無しで、出る結果は違ってくるんです。努力してきた人と、そうではない人の差は大きい。「努力は才能に勝る」と言っても、言い過ぎではないと思います。

そして、「継続」

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「継続はやがて才能に変わる」

長い間続けていたこと、仕事でも趣味で、その継続がいつの間にか才能に変わっているということです。好きで始めたことではないのに、長い間関わって来たらいつの間にかプロと呼ばれる人になったとか、単に好きで集めていた情報や知識やモノが、長い年月を得て、専門家と呼ばれたり、ビジネスになったり、そういうことがよくあります。それは単なる”継続”が、大きな”才能”に変わった証拠です。

本能的な才能が多くても少なくても、レベルが高くても低くても、努力と継続で、今の環境を自分の才能に出来るということを伝えたかったんです。

あなたの才能は何ですか?発揮出来ていますか?