最高の先祖供養は

宿命の中に墓守の役目がある人がいます。
そういう人はたとえ家を継がなくても、
墓を守っていく気持ちが大切です。
でも本来は誰でも、兄弟姉妹がいれば、
みんなで役割負担をするのが良いのです。
たとえその割合が均等でなくても。

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日本では、家督を継いだ者、あるいは長子が
墓を守るという慣習があります。
それ自体は悪いことではないのですが、
兄弟姉妹がいる場合、
家を継いだ者や長男・長女に全てを任せるのではなく、
同じぐらいの負担で、他の兄弟姉妹も
先祖供養/墓守に加わるべきなのです。

宿命的に見ると、家を継いだ者よりも、
家を出た者の方が墓を守らなければならない、
そういう宿命を持っている場合も多い。

ただし、墓を守るといっても、
墓がなくてはいけないということではありませんし、
立派な墓を作るということでもありません。
先祖のことを思い、子孫に伝えていくということなのです。

そして何より、兄弟姉妹が仲良く付き合い、
子どもや孫が世の中のために生きる、
それが最高の先祖供養になるのです。