田中将大さん【著名人の才能】
楽天イーグルスの投手・田中将大選手。かれの野球センスはどういうものなのか? ライバル早稲田大の斎藤祐樹選出とも比較してみたいと思います。
田中将大さん/プロ野球選手(1988.11.1)energy256
田中さんの宿命の一番の特徴は、「戦いの神」だということです。
外敵から侵入を守るために町外れに築かれた「庚神塚」、俗に言う「荒神様」、それが田中選手の宿命そのものです。
荒神様の意味合い通り、チームを守る守護神、戦闘隊長というわけです。
相手が強ければ強い程、壁が高ければ高い程、燃えるタイプで、努力を惜しまない人です。闘争心で投げるタイプの選手ですね。そのかわり、相手が弱いと手を抜いたり油断したりしやすいところがあって、のんびりとした面もあります。
もう1つの特徴は、居場所を転々としやすいこと。プロ選手としての宿命のような移動、移転、移籍も当たり前のように起こります。海外へも目を向けているところがあります。
日本ハムにドラフト1位指命された早稲田大学の斎藤祐樹投手。高校生のときは、ハンカチ王子として人気者になりましたけど。彼の投手としての才能は?
斎藤祐樹さん/野球選手(1988.6.6)energy279
彼の最大の才能は、攻撃本能です。
闘争心、瞬発力、行動力に関するエネルギーがズバ抜けてます。
また向上心とプライドもとても高いので、つねに自分との戦いです。このプライドが魅力として発揮されると、人間的な品性になり、高校時代のハンカチ王子と呼ばれるような凛々しさになります。
表面のクールな表情とは反対に、誰にも負けたくないというタイプです。高校・大学時代の連投も、279というエネルギーが有れば、容易いものかもしれません。プロになってリリーフに回るのも面白いかもしれませんね。
そして、斎藤選手のピッチャーとしての投球術は、理論ではなく、感性で投げています。投手という1つの芸術なんです。その日その日の体調や感覚を上手く調整しながら投げるタイプでもあるかもしれません。
斎藤選手も田中選手も大きい運気の波の中にいます。スポーツ選手として結果を出しやすい時代です。斎藤選手に比べれば田中選手は型破りのタイプです。(2010/11/16)