池上彰さんを視る
多くのTV番組でニュースや世界情勢、政治や経済を庶民に解りやすく解説するジャーナリストの池上彰さん。NHKに在籍し報道から情報番組に出演、多くの著書も出し、現在はフリーランスとして活躍されている池上さんの本来の姿は?その才能は?
池上彰さん/ジャーナリスト(1950.8.9)energy175
池上さんは宿命的に「知りたい」という欲求と、「伝えたい」という使命を持ち、
「観察力」「探究心」「伝達力」「クリエイティブ」「国際性」といった才能が純粋に発揮されている人のようです。ジャーナリストにはピッタリの才能だと思えます。
ジャーナリストといっても様々な種類の活動があると思いますが、運命学的にとらえると、ジャーナリストに必要な要素は、まず、マスコミに向いた才能、人に情報を伝達する才能です。それには情報の収集力と分析力、編集力も必要になります。
池上さんは実際にその才能を活かせるジャーナリストという仕事・環境を選んだという点と、若い時代に大きな運気が回って来ていたことも相まって、活躍できたようです。
質として、マイペース、自由、行動による探究、品格、厳格というキーワードがあてはまる池上さん。責任感を持って誰にも媚びず真面目に批評する、冷静に、時に熱くものごとを伝えて行く、それが池上さんの本質であり、TVで見かけるスタイルにも出ているところなのです。反骨精神もかなりあります。感性も鋭く表現力も卓越しているし、何より人を惹き付けるチカラ・才能があります。視聴者から支持されるのも不思議ではありません。
ただし、池上さんは表には出さないでしょうが、心の葛藤を持つタイプで、現実(仕事)と理想(心)の間で矛盾を感じ、苦悩しやすい人なのです。また社会の中でも、順風満帆とはいかない、常に壁に当たりながら前進して行くという人なのです。
それでも成功しているのは、エネルギーのバランスが良いということです。人生に安定感を作りやすい人。70代になると奉仕の世界に入って行くでしょう。