初恋は実らない?
初恋は実らない?
そうかもしれません。
なぜなら十代の初恋は、相性の良い人よりも、
相性の悪い人を好きになることが多いからです。
それは自分の質に無いモノを持っている人に魅力を感じるからで、
結果としてそういう人とは上手くいかないのです。
【初恋の日】
1896(明治29)年10月30日、
島崎藤村が『文学界』46号に
「初恋」の詩を発表したことを記念して作られた日です。
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自分に無いモノを持っている人に、人は魅力を感じます、
瞬間的に惹かれます。
それは自分と反対の「気」がぶつかりあうことを勘違いするからです。
その惹かれる心を、若いうちはストレートに感情に乗せてしまう、
それが初恋の正体だったりするのです。
自分の質と反対であるということは、往々にして相性が悪い。
だから時間が立つと「合っていない」ということに気づくのです。
もちろん、初恋が全て上手くいかないと言うことではありません。
でも、多くの場合、
初恋は本質の相違から結果的に上手く行かない、
互いに質の違いがやがて解ってくるからです。
相性の良さって、じわっと伝わって来ることが多いので、
若い時代は、その相性の良さを理解するのに、
経験が足りないということはあるかもしれません。
相性の良い人というのは、じっくり馴染んでいきます。
コーヒーの中にミルクが混じるように
「気」が混じり合うので、ある程度一緒にいるととても落ち着くのです。
ただしインパクトが無い分、気づくのに時間がかかるということです。
衝撃より融和の方が良いのです。
若い時代は「ニ番目に好きな人がいい」と言われます。
それは一番好きな人が、
気が衝突して惹かれた相性の良くない相手であることが多く、
二番目に好きな人は、
ゆっくり混じり融合した相性の良い人であることが多いからです。
相性というものは、良いにこしたことはない。
仕事も友情も、恋愛も結婚も、
相性が悪いより、良い方が関係がスムーズに維持出来ることは、
間違いないのです。