白黒つけないことの良さ
白黒をつけない、
実はこれが大人の処世術であり、国際感覚なのです。
決して今あるものを否定しない、変化は少しずつ動かしていく、
そうすれば誰も傷付かず自然の変化が生まれるのです。
それには視野を広くして、風流心を養うことです。
白か黒か、ハッキリさせるのは
人間関係では角を立てます。
よく外国人が「日本人はハッキリしない」といいますが、
それが社会生活を円滑にしているところがあり、
日本人の良さでもあります。
外国では白黒ハッキリつけ過ぎるから争いになるのです。
肌の色、性別、神様、等々
ただし、白黒つけないことが
優柔不断とか、ごまかすとか、
中途半端ということではありません。
誤解のないように。
白黒つけないということは、
バランスを取るということなのです。
丁度いい加減、いい按排にまとめる技術なのです。
特に政治家はこのチカラがモノを言います。
政治になると「清濁併せ持つ」という表現になってしまいますが、
ようするに「白黒付けない」ということなのです。