新卒学生の6人に1人は最初の就職で失敗する
厚生労働省が2014年発表したデータによると、2011年3月の大学新卒者が3年以内に離職した率は32・4%。前年より1・4ポイント上昇しているそうです。2011年はリーマン・ショック後の景気低迷で内定率が低かった年で、3月には東日本大震災もありました、希望通りの就職ができずに離職した人が増えたとみられています。
算命学には「天中殺理論」というものがあります。人には、「天が味方してくれない時期」というのがあって、そういう時は新しい事を始めてはいけないのですが、その時期を天中殺と言い、天中殺の年にスタートしたことは、大抵自分の意思に反してダメな方向へ行ってしまうのです。
天中殺は6タイプあり、毎年、割合でいうと、6人に1人は天中殺の年に該当することになります。ということは、新卒の学生の6人に1人は天中殺の入社になり最初の就職で失敗するということになります。 こういうタイミングで就職した場合、だいたい3年以内で転職ということになり、早い人では1年以内で退職します。前述した厚生労働省データの離職率がすべて天中殺の影響ということではありませんが、割合としてはかなり多いはずです。
でも、それが悪いことなのではありません。天中殺は自分を見つめるいい時間なのです。天中殺の時期に就職するということは自分には縁の薄い会社と出会っていると思った方がいいでしょう。だから最終的に離職ということになっても、自分を含め誰も責める必要はないのです。
大切なのは、時間をかけてでも自分のやりたい仕事、自分がやらなければならない仕事を探し出すということです。そのために運命学を使ってほしいのです。