教養とモラル

人間は放っておいても体は大人になります。
ところが「心」が大人になるということはなかなか難しい。
心が成長するための智恵が、教養とモラルです。
大人になって行くのに必要なものがそれなのです。

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算命学で言う“教養”というのは、
単なる知識ではなくて、
親と子の愛情や、自然に対する愛などの
形にならないものの世界を知るということなんです。

学校の勉強も一応教養には入りますが、
むしろ学校では教えてもらえない、生きるための知識、
そして人間関係を深めるための生き方、接し方、
そういうものが教養です。

そして“モラル”というのは、
本当は自分に与えられた「枠」を知ることにほかならないのです。

常識や慣習といった、その時代の人が作っていくものではなく、
普遍的な、人間のサガといいますか、宿命のようなもの、
何のために生まれて来たのかとか、
何をすることが役目なのかとか、
何のために人と関わるのかとか、
そういうことを考えていくことがモラルに通じるのです。

若い時に徹底した教養とモラルを身に付いていると
自分の運勢が低調な時になって非常に活きてくるんです。
意外と年を取ってからも運勢が下がりません。

誰でも年は取りたくはないと思っているでしょうが、
最終的には人間は死の世界に行くのです。
時間というものに関して
逆らうことの出来ない流れの中に人はいます。
晩年期になって悠々とした人生を歩みたいなら、
教養とモラルは身につけておいてください。