親が道徳の先生
道徳教育というのは特別難しいものでは無くて、
子どもが何か不思議に思った事を尋ねて来た時に返答してあげる、
そういう繰り返しの中で親子の間に精神的な繋がりを作ることです。
親が道徳の先生なのです。
親子の問答で、子どもがこの繋がりの中に
必然的に自分がどういう人間であるかを考え、
成人する頃に分かって来る、
そしてそれが分かってる子どもは
世の中に出てから自分の行くべき道を
他の人よりもいち早くに見つけ出す事が出来るのです、
その為に自分の生きる道を早くに見つけ出す、
それは普通の人よりも早く徳が付くという事です、
その為に道を見つけ出す徳というので道徳なのです。
現代で「徳」という言葉は、辞書などでは
「身についた品性」「社会的に価値のある性質」「人格的能力」とあり、
「利益も意味し得に通用する」とも説明されています。
「早起きは三文の得」というものがありますが、
もともとは“三文の徳”と書いたものです。
「徳」とはその人にとって得になるモノといった方が
いまの若い人たちには通りがいいかもしれませんし、
「品性」というよりは、
広く「人柄」とか「パーソナリティ」とおきかえても構わないと思います。