天が教える子どもの伸ばし方

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親の思いこみや決めつけは、子どもの然るべき運勢をつぶしてしまうということを前回までにお話して来ましたが、それは決して「子どもを判断するな」とすすめているわけではありません。我が子と普通につき合っていれば「この子は頭がいい子だぞ」とか「これは頭が悪いな」という判断は否応なく生じることです。それがいけないというのではありません。

問題なのはその先です。多くの親はそこから先を踏み違えるんです。

頭が悪いということから放ったらかしにするか、無理失理勉強をつめこませるか、というような対処の仕方しか思い浮ばないんですね。多くの人は・・・

頭がいいということにしても同じです。楽天的にかまえるか、あるいは「ああしろ」「こうしろ」と過剰に面倒をみてやることしか思いつかないのです。

我が子の頭の善し悪しは、親に目先の対応の仕方を迫っていることではなく、

親自身が”天の啓示”を与えられているということなんです。

どういうことかといいますと、頭が悪い、物覚えが悪いということは、天が「この子は周りに影響されない子だよ」ということを親に教えているんです。「『周りに影響されないことの良さ』で育っていったら、世の中で抜きに出た人物になったり、何ごとかで成功するような人になりますよ」ということを教えているということです。

逆に、この子は頭がいい子だとすると、親は手放しで喜びますが「この子はなんでもかんでも受け入れるのが早いから、まわりが注意しなければなりませんよ」ということを天が教えているわけなんです。

子どもが内面に持っている可能性、いいかえればその子の然るべき運勢を親が伸ばしてやるのに心得たい根本の認識がそこです。そこさえ、しっかと心得ておけば、いちいちの対応を誤るということも少ない、と言っていいかと思います。

 

 


目次

第一章 「子どもとの付き合い方」

●出来の悪い子どもと言うけれど・・

●“出来の悪い子ども”は親の責任

●親の”思いこみ”が子どもをつぶす!!

●物覚えの、良い子と悪い子

●天が教える子どもの伸ばし方

●どんな子も役目を持って生まれてきている

 

第二章 「子どもにタテ社会とヨコ社会を教える」

●親子関係でタテ割感覚を教える

●役目というもの

●親の役目

●タテ・ヨコのバランス

 

第三章 「子どもの性格・個性を知る」

●子どもの性格形成について

●性格を作るものは人間の5つの本能

●子どもには五徳を身につけさせよ

●自分は不運だと言う人は五徳のどこかが欠けている

 

第四章 「子どもに幸運をつかませるには」

●男子がどうやって幸運をつかむのか

●女子の運の掴み方

●男女での運命の差

 

第五章 「男と女・運命の違い」

●「徳」と「才」の違い

●徳と才の付き方

●柔軟性のある「徳人」と、強い情を持つ「才人」

●古来より続いてきた文化

●女性の方が攻撃型である

●女性特有の運命

 

第六章 「男と女で育て方が違う」

●女の子は男の子より成長が早い

●母と娘はライバルに。。父と息子は師弟関係に。。

●男の子には「夢」を。女の子には「モノ」を。

●人間の質の4パターン