徳と才の付き方

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「才」とか「徳」がどのように形成されるのかというと、これが実は子どものときの育ち方によるんです。生まれたときからこの人は徳人だとか、才人だということは全くありません。

また女性でも徳の高い人はいますし、男性でも才の高い人はいます。運命とか過ごして来た月日とかに関係なく、どのような育ち方をしたかで違ってくるんです。

育ち方と言っても、家庭の中で「徳」を作りやすいムードと「才」を作りやすいムードというものがありまして、簡単に言うと、「徳」を作る家庭環境というのは大家族であり、「才」を作るのは核家族です。

そして大家族には天才の子は生まれ難い。大家族で育った子どもというのは、子どものときはぼんやりするとか、何となく要領のいい子が出来上がるものです。ところが核家族で育つ子は自分の能力が邪魔されにくいのでストレートに伸びて行く、そのため核家族の子どもに天才型の子どもが出来やすいんです。

また赤ちゃんが成長して行く段階では、だいたい3歳ぐらいまでに精神や魂、そして意識も大きく成長して来ますので、このときにいろいろな人がたずねて来たり大勢の人が関与するような大家族の場合は、多くの『気』を受けることになるので「徳」が付きやすいわけです。

生まれてから小・中学校くらいまでにどれだけたくさんの人に接したかという、その接し方が多ければ多いほど「徳人」が出来あがります。それがその後の人生において何となく人から助けられる運勢になっていきます。


目次

第一章 「子どもとの付き合い方」

●出来の悪い子どもと言うけれど・・

●“出来の悪い子ども”は親の責任

●親の”思いこみ”が子どもをつぶす!!

●物覚えの、良い子と悪い子

●天が教える子どもの伸ばし方

●どんな子も役目を持って生まれてきている

 

第二章 「子どもにタテ社会とヨコ社会を教える」

●親子関係でタテ割感覚を教える

●役目というもの

●親の役目

●タテ・ヨコのバランス

 

第三章 「子どもの性格・個性を知る」

●子どもの性格形成について

●性格を作るものは人間の5つの本能

●子どもには五徳を身につけさせよ

●自分は不運だと言う人は五徳のどこかが欠けている

 

第四章 「子どもに幸運をつかませるには」

●男子がどうやって幸運をつかむのか

●女子の運の掴み方

●男女での運命の差

 

第五章 「男と女・運命の違い」

●「徳」と「才」の違い

●徳と才の付き方

●柔軟性のある「徳人」と、強い情を持つ「才人」

●古来より続いてきた文化

●女性の方が攻撃型である

●女性特有の運命

 

第六章 「男と女で育て方が違う」

●女の子は男の子より成長が早い

●母と娘はライバルに。。父と息子は師弟関係に。。

●男の子には「夢」を。女の子には「モノ」を。

●人間の質の4パターン