親の役目

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「親の役目」とひと口にいっても、なかなか難しいものですよね。役目としての上下関係も教えこまねばなりませんし、役目を離れれば対等だということも身につけさせなくてはなりません。

家の中ではこう、世の中に出たらこうと、二つのことをバランスよく教えないと・・

上下関係でばかり子どもをしつけると、目上のいうことはなんでもハイ・ハイと素直に聞いてばかりいる子どもに育ててしまうこともありますから。

親の目からはいい子でも、世の中へ出て、人様から可愛いがられ順調に引き立てられていくとは限りません。

組織の中で伸び切れないとか、会社の責任を負わされて首になったり、排斥されたりするような人をみていると、子どもの頃はたいへん素直ないい子であったということが多いんです。

ただ小さいときに慣らされてしまったように、一つの会社で社長が親父、社員が子どもというような感覚になり、親父(社長)のいうことはなんでも聞くというようになってしまっているのです。

このタテ割り感覚だけで育てると、集団のいうこと、進む方向に迎合するだけの人間になってしまい、個人としての運勢を発揮することができなくなるのです。

ヨコ割り感覚を加えて世の中へ出ると、組織や集団に振り回されない人間になる面が期待できます。会社は会社、自分は自分。そういう感じです。ですから、強い不満があったときは「よし、それなら自分で会社を作ってやろうじゃないか」という気も出てきます。

 


目次

第一章 「子どもとの付き合い方」

●出来の悪い子どもと言うけれど・・

●“出来の悪い子ども”は親の責任

●親の”思いこみ”が子どもをつぶす!!

●物覚えの、良い子と悪い子

●天が教える子どもの伸ばし方

●どんな子も役目を持って生まれてきている

 

第二章 「子どもにタテ社会とヨコ社会を教える」

●親子関係でタテ割感覚を教える

●役目というもの

●親の役目

●タテ・ヨコのバランス

 

第三章 「子どもの性格・個性を知る」

●子どもの性格形成について

●性格を作るものは人間の5つの本能

●子どもには五徳を身につけさせよ

●自分は不運だと言う人は五徳のどこかが欠けている

 

第四章 「子どもに幸運をつかませるには」

●男子がどうやって幸運をつかむのか

●女子の運の掴み方

●男女での運命の差

 

第五章 「男と女・運命の違い」

●「徳」と「才」の違い

●徳と才の付き方

●柔軟性のある「徳人」と、強い情を持つ「才人」

●古来より続いてきた文化

●女性の方が攻撃型である

●女性特有の運命

 

第六章 「男と女で育て方が違う」

●女の子は男の子より成長が早い

●母と娘はライバルに。。父と息子は師弟関係に。。

●男の子には「夢」を。女の子には「モノ」を。

●人間の質の4パターン